嫌いな態度を出さないためにはどうしたらいいの?
こんな悩みを解決します。
結論:上司が嫌いで態度に出てしまう時は自分を見つめ直すチャンスです。本記事で紹介する対処法で自分をコントロールしましょう。
そして、「もう限界!」という場合の対処法も本記事で解説しています。
こんにちは、はやとです。
会社員になると学生時代のように簡単にブロックして連絡を取らないようにするなんてことはできないです。
そのため、会社員だと人間関係の悩みが絶えませんし、特に「上司との人間関係」は大きな悩みになりがちです。
実際、「上司のことが嫌いですか?」というアンケートでは、「はい」と答える人が実に7割もいるというデータもあるほどです。
僕も会社員時代には
・嫌いな上司からの指示はちゃんと聞かない
・嫌いな上司からの世間話に苦笑い対応
など、上司のことを嫌っているのが態度に出まくっていたと思います。
ですが、会社で生きていく以上、上司との人間関係から逃れることはできませんし、今後のキャリアを考えても、上司との付き合い方は考えていかなければなりません。
そこで今回は、上司が嫌いで態度に出る時の対処法とやってはいけないNG行動をご紹介します。
・上司が嫌いで態度に出る時の対処法9つ
・上司が嫌いで態度に出る時のNG行動
・上司が嫌いで限界な時の対処法
上司が嫌いで態度に出る時の対処法9つ
上司が嫌いで態度に出てしまう時に有効な対処法としては
・上司とは仕事上の関係だと割り切る
・上司への報告・連絡・相談は最低限にする
・他の先輩や上司に相談する
・憧れの上司像をイメージする
・上司の立場に立って考えてみる
・過度に期待しない
・反面教師にする
・異動願いを出す
といった方法があります。ひとつずつ詳しく解説していきます。
嫌いな上司へのマナーを特に気をつける
嫌いな上司へは知らないうちに態度に出てしまっていることが多いので、特にマナーに気をつけた方がいいです。
例えば、
・上司からの指示やアドバイスに適当な返事で返してしまう
・上司の話を足を組みながら聞いている
など日常的な行動が挙げられます。
嫌いな上司ですから、マナーなんて気にしたくないかもしれませんが、上司に失礼な態度を取っている様子は周囲の人から見られています。
そのため、下手をすると嫌いな上司に雑な対応をしたことで、周りからの評価が下がってしまう可能性もあるということになります。
自分の評価を下げないためにも、嫌いな上司ほど意識してマナーに気を付けるようにしましょう。
嫌いな上司は仕事上の関係だと割り切る
上司のことがどんなに嫌いでも、仕事を進めるためには、少なからずコミュニケーションが必要となります。
とはいえ、嫌いな相手と積極的に関わろうとするとどんどんストレスが溜まってしまいます。
そのため、嫌いな上司のことは「仕事の中だけの付き合いなんだ」と割り切ってしまうといいでしょう。
実際、仕事が終わった後は関係ありませんし、休日まで無理して上司や会社の人と過ごす必要はありません。
上司と割り切った関係だったとしても、自分の仕事をきっちりとこなしていれば、上司の方もわざわざ執拗に干渉したりはしないでしょう。
仕事を効率的に進めて、時間を無駄にしないためにも上司とは仕事上の関係だと割り切るという対処法は有効です。
上司への報告・連絡・相談は最低限にする
上司への報告・連絡・相談は最低限にして、出来るだけ嫌いな上司とは距離を置くようにするといいでしょう。
上司への報告を怠ると、大切な情報が上司や仲間に共有されず、思わぬミスに繋がってしまうこともあるため、最低限の報告は絶対にした方がいいです。
時には、報告内容に対して上司から指示やコメントをされて嫌な気持ちになることもあると思いますが、そこは仕事なのでグッと堪えるようにしましょう。
「嫌いな上司との関わりは最低限になっているから、ストレスも最低限で済んでいるはずだ」と前向きに捉えるくらいがちょうどいいです。
他の先輩や上司に相談する
上司に嫌いなところを直して欲しいと意見したくても、直接は言いにくいと思うので、先輩や好きな上司に悩みを相談してみてもいいでしょう。
先輩や上司が違った方法のアドバイスをくれたり、場合によっては嫌いな上司に話をしてくれるかもしれません。
ただ、相談と言いつつ嫌いな上司の愚痴になってしまわないように注意してください。
「上司のこういうところに仕事のやりにくさを感じるけど、どうしたらいいか」
「自分はこう進めたいけど、上司の考えと合っていないのでどうしたらいいか悩んでいる」
といった感じで伝えるといいと思います。
この方法は、場合によっては自分に不利な状況になることもあるので、できるだけ信頼できて関係も良好な先輩・上司を選ぶようにしてください。
憧れの上司や仲間をイメージする
憧れの上司や先輩・同僚をイメージして、その人物になり切ってみるという対処法もいいでしょう。
憧れの上司や先輩・同僚の立ち居振る舞いというのは、
・しっかりと自分の仕事をこなし、上司に凛とした態度で報告している先輩
・難しい仕事だったとしてもひたむきに努力・勉強してクリアしようとする同僚
など、どの人からみても尊敬できるもののはずです。
自分も憧れの人と同じ行動をするようにすれば、嫌いな上司だけではなく周囲の人から見ても一目置かれるかもしれません。
もし、自分の身の回りに尊敬できる人がいないという場合にはドラマや映画の人物など仕事とは関係ないような人でもいいです。
上司の立場になって考えてみる
上司の行動にどんな意味があったのかを上司の立場になって考えてみてもいいでしょう。
特に中間管理職の上司は、上司と部下の両方との人間関係を抱えているため、とても難しい立ち位置にいます。
嫌いだと思っている上司の行動も、「部下とコミュニケーションを取ろうとしていた」「成長させようとしていた」など単純な理由だったかもしれません。
「嫌い」という感情があると上司の全てが悪く見えてしまうので、一度冷静になって考えてみると良いですね。
過度に期待しない
上司への期待から「嫌い」という感情を抱いてしまうことがあるので、上司にはあまり期待しない方がいいでしょう。
なぜ「期待」が「嫌い」になるのかというと、原因は価値観の違いです。
つまり、自分の価値観の通りに上司が動いてくれないため「嫌い」という感情になってしまうのです。
しかも、自分の価値観を正しいと思いがちな人ほど
・このやり方は間違っている
といったように、自分の価値観を押し付けてしまう傾向にあります。
もちろんですが、上司も人間なので価値観が一緒になることはありませんし、思った通りに行動してくれる方がむしろ珍しいです。
なので、上司にあまり期待しすぎずに、「こういう人間なんだ」と軽く受け流すくらいの方が楽に過ごせます。
反面教師にする
嫌いな上司のことを反面教師にするのもいい対処法です。
「嫌いな上司のようになりたくない」と思うことで、自分の行動は自然と正されていきます。
多くの場合、人間は「憧れのあの人のようになりたい!」とポジティブなモデルをイメージして成長していきますが、嫌いな上司をネガティブなモデルにすることでも人間は成長できます。
嫌いな上司と一緒に仕事をしている時間は辛いかもしれませんが、そのおかげで自分はみんなから慕われる上司になれるとしたら、嫌いな上司との時間も無駄なものではなくなりますね。
異動願いを出す
どうしても嫌いな上司と一緒に仕事をするのが辛い場合は異動を願い出てもいいでしょう。
いくら仕事とはいえ、誰もが嫌いな人と仕事を続けられるわけではありません。
なので、上司と合わないから異動願いを出すというのは当然あり得ることですし、人事も分かっているでしょう。
ただ、注意して欲しいのが、「上司が嫌いだから異動したい」とは言わないようにしましょう。
正直に理由を言ってしまったら「この人は人付き合いに難があるかも」「いつか人間関係で問題を起こすかもしれない」という風にマイナスイメージを持たれてしまいます。
なので、「今の業務とは違うことにも挑戦してみたい」「他の部署で新たな知識や技術を身につけたい」というようにポジティブな理由にするようにしましょう。
以上が、上司が嫌いで態度に出てしまう時の対処法です。
やはり上司が嫌いだとしても態度に出さないように工夫したり、自分をコントロールすることは必要です。
一方で、上司が嫌いだからこそ、「周りからはどう見られているのか」ということを意識して自分の行動を客観視するようにしましょう。
上司が嫌いで態度に出る時のNG行動
続いて、上司が嫌いで態度に出てしまうという時でもやってはいけないNG行動を解説します。
上司が嫌いでもやってはいけないのが
・陰口を言ったり、悪評を流す
・報・連・相をせず勝手に行動する
といった行動です。
ひとつずつ解説していきます。
無視する
嫌いな上司とは出来るだけ関わりたくないので、無視したくなる気持ちはすごくよく分かるのですが、NG行動です。
無視された上司は当然よく思わないので、関係は悪化していくばかりですし、場合によっては評価を下げられてしまうかもしれません。
さらに、周りの人も無視しているということは見ているので、周囲からの評価も下がってしまいます。
そのうち「上司もあなたも問題があるのでどっちも悪い」と思われてしまうなど、どんどん不利な状態になることもあるので注意してください。
陰口を言ったり、悪評を流す
上司がどんなに嫌いだったとしても、上司のことを悪く言う行動は絶対にしないようにしましょう。
上司の陰口・悪口はいつか上司の耳に入るかもしれませんし、場合によっては報復されてしまいます。
また、悪口を聞かされている人もいい気分はしませんし、「もしかしたら自分もどこかで陰口を言われているかもしれない」というように危機感を感じます。
嫌いな上司に限らず、陰口や悪口は自分の評価を下げることにつながるので注意してください。
報・連・相をせずに勝手に行動する
上司への報告・連絡・相談は最低限しっかりとするようにしましょう。
自分勝手に行動してしまうと、もし大きなミスがあった場合には嫌いな上司はもちろん、周りの人すら助けてくれなくなってしまいます。
仕事は周りと協力しなければ進めることはできませんし、自分一人だけで完結できる仕事は限られています。
会社という組織の中で生きていく以上は、少なからず報・連・相は必要です。
以上が、上司が嫌いでも態度に出てしまってもやってはいけないNG行動です。
いずれも「上司が嫌いだから避けたい」という一心でついやってしまいがちな行動ばかりですが、自分の評価が下がってしまう可能性があります。
上司が嫌いで限界が来てしまったら
ここまで、上司が嫌いで態度に出てしまう時の対処法とNG行動をお伝えしてきました。
社会人である以上、どんなに上司が嫌いでも大人の対応をすることは必要ですが、大人の対応をするということは「我慢する」ということでもあります。
限界が来た後も我慢し続けるのは絶対に良くないのでその時の対処法もご紹介します。
もし、上司が嫌いで限界が来てしまったときは
・起業する
という方法しかないでしょう。こちらも解説していきます。
転職する
転職すれば、嫌いな上司との関わり合いが完全になくなるので、異動以上にスッキリする結果となるでしょう。
新たな環境や人との出会いも刺激となってとても良い方向に働く可能性もあります。
その一方で、環境が変わることで、新たな上司・同僚との人間関係など新たな悩みが発生する可能性も十分にあり得るので注意が必要です。
一応、最近はリクナビNEXTやDODAのような転職エージェントサービスがあるので、以前よりも転職のハードルは低くなりましたし、失敗することも減っています。
僕も一度転職エージェントを利用していますが、すごく親身になって相談に乗ってくれますし、スケジューリングもしてくれるので、2ヶ月くらいで転職先が決まりました。
ですが、会社内の人間関係や上司の人間性、会社内のルールなどはさすがに転職エージェントの方でも把握することはできません。
なので、転職後も特に人間関係の問題が発生するかもしれないということは知った上で慎重に行動してください。
起業する
起業すると会社員ではなくなるので、上司の悩みはもちろん、会社員の悩みはなくなります。
実際に僕は起業していますが、自分で働く時間や休みを決めたり、仕事仲間を決めることもできるので、かなりストレスフリーに仕事をしています。
「起業」と聞くとほとんどの人が自分とは関係のない世界と思ってしまうのですが、まずは副業の延長線と捉えてみるといいと思います。
「副業」は55%もの人が「副業を考えたことがある」というアンケート結果があるほど身近な言葉です。
出典:PRTIMES
僕が起業した時もすぐに起業したのではなく、会社員時代に副業から始めて成果が出てから起業しています。
具体的に、何をしたのかというとWEBビジネスの「ブログ」で起業しました。
知らない方も多いですが、ブログってお金を稼ぐことができるんです。
世界中に、自分の知っていることや調べたことを発信して人の役に立つことで報酬をもらっています。
「怪しい」と思う方も多いのですが、Googleや楽天も参入している確立されたビジネスモデルとなっています。
すぐに起業できるわけではないので、その間は嫌いな上司から離れられないかもしれませんが、「副業」という熱中できることがあるだけでも嫌いな上司のストレスは和らぎます。
会社員として生きていると起業は簡単には想像できないかもしれませんが、実は思った以上に身近な存在になってきています。
どうしても嫌いな上司が限界で耐えられないというときには、思い切って人生を変えるチャンスと捉えて新たなチャレンジをしてみてください。