こんな悩みを解決していきます。
・部下が仕事を辞める責任は上司にあります。部下が気にする必要はないです。
・逆に、上司の方は評価に影響する場合もあるので気をつけた方がいいでしょう。
こんにちは、はやとです。
社会人になると学生時代とは違って色々な悩みが増えます。
最近では、転職する人も増え、仕事上の悩みを理由に退職を決意する人も多いです。
ですが、実は部下が仕事を辞める理由のほとんどは上司が原因なんです。
今回は、部下が仕事を辞める責任が上司にある理由と部下を辞めさせる上司の特徴・その後の上司の評価まで解説していきます。
部下が辞めるのは上司の責任の理由
部下を辞めさせる上司の特徴
部下が辞めたときの上司の評価
部下がやめたときに上司がすべき対応
部下が辞めるのは上司の責任の理由
まず、冒頭にお伝えした通り、部下が仕事を辞めるのは上司の責任です。
その証拠に「転職者の本当の転職理由」というアンケート結果をご覧ください。
アンケート結果を見ると
職場の人間関係が合わない
評価に納得できない
上司と合わない
会社の将来に不安を感じる
といった項目が特に転職理由として多いことがわかります。
これこそが部下が辞めるのは上司が原因と考えられる理由です。
ひとつずつ解説していきます。
報酬を上げたい
「報酬を上げたい」という転職理由は、会社全体の問題かもしれませんが、そもそも報酬は上司の評価で決まっています。
上司からの評価に納得できず、このまま会社に残っても昇給は望めないと判断しているパターンもあります。
さらに、上司が無能だった場合、部下は「出世コースから外れたから報酬は上がらない」と考えて転職を決意します。
このように「報酬を上げたい」という理由には、上司が大きく関わっています。
職場の人間関係が合わない
職場の人間関係は、会社員の中で最も多い悩みです。
そのため、上司は職場の人間関係を整えて、ひとりひとりが働きやすい環境を整えることが仕事です。
よって、職場の人間関係から部下が仕事を辞めてしまった場合、上司の責任ということになります。
上司と合わない
こちらは言うまでもなく上司の責任です。
人と人が合わないことは、十分に考えられることですが、上司と部下ではパワーバランスが全然違います。
立場が上である上司が、部下を受け入れる姿勢を持っていなければ、部下は自分ではどうすることもできず「辞める」という選択をするでしょう。
会社の将来に不安を感じる
今の時代、将来に不安がない安泰な会社なんてありません。
それにも関わらず、なぜ部下が将来に不安を感じて辞めるのかというと、上司が頼りないからです。
もし上司が会社の将来を見据えて、部下を引っ張っていくリーダーシップを発揮していたら、部下は辞めないはずです。
よって、会社の将来が不安で部下が辞めてしまうのは上司の責任と言えるでしょう。
以上が「部下が辞めるのは上司の責任」の理由です。
部下を辞めさせる上司の特徴
では、具体的にどんな上司が部下を辞めさせているのでしょうか?
部下を辞めさせる上司の特徴には
・マネジメント能力がない
・パワハラ・セクハラをする
・公平に部下を評価していない
・仕事の進め方が合わない
・尊敬できない
・部下が悪いと思っている
といったことが挙げられます。こちらも解説していきます。
無能で仕事ができない
無能で仕事ができない人が上司になってしまったら、部下にしてみたら堪ったものではありません。
上司の責任で、自分の仕事が増える可能性もありますし、最悪の場合は出世コースから外れます。
仕事を辞めたくなっても仕方ないでしょう。
ちなみに、無能な上司はどこの会社にでも必ずいるため、いつかは自分の上司になるかもしれません。
無能な上司の特徴と対処法は以下で解説しているので、事前に準備しておくことをオススメします。
マネジメント能力がない
マネジメントは会社が上司に期待している職務です。
例えば、
・仕事のスケジュール管理
・部下のモチベーション管理
・部下の育成
などが当たります。
しかし、実際にはマネジメント能力がない上司がほとんどです。
そのため、部下は仕事へのやる気を失ってしまい、場合によっては転職を決意する人もいます。
パワハラ・セクハラをする
パワハラ・セクハラをするような上司は、上司の方が辞めるべきですが、実際にはそう簡単な問題ではありません。
上司の方が明らかに悪くても、部下の方が泣く泣く辞めざるを得ないパターンもあるでしょう。
また、パワハラの場合は認定が難しいケースも多く、上司の行動を疑問に思う人も多いです。
そんなパワハラ上司の心理と対処法についてはこちらでまとめているので参考にしてください。
公平に部下を評価していない
本来、仕事の評価は実力が重視されるべきですが、実力だけで評価されるということはまずあり得ません。
現状は年功序列時代の考えも根強く、上司に気に入られているかが昇給・昇進に大きく関わっています。
上司にゴマをすらないと、どんなに仕事ができても出世ができない状況に嫌気が差して、退職を決意する部下も多いです。
仕事の進め方が合わない
上司と仕事の進め方が合わないと感じる部下もかなりいます。
ですが、話し合いで解決することは難しく、部下が渋々折れて、我慢しながら仕事をしていることがほとんどでしょう。
そして、最後は居づらさを感じて部下の方から仕事を辞めていってしまいます。
もし、上司と「仕事の進め方が合わない」と感じている方は、以下の記事で「対処法」を解説しているので参考にしてください。
尊敬できない
部下にとって、上司が仕事をしている姿は未来の自分像に近いです。
その上司が尊敬できないということは、このまま会社にいたら自分は尊敬できない上司のようになってしまうということです。
当然、部下は仕事を辞めることを考えるでしょう。
逆に、上司に憧れていたら、部下は仕事を辞めようとは思わないはずです。
部下が悪いと思っている
部下が悪いと思っている上司は、
という風に考えています。
残念ですが、上司がどんなに愛を持っていても、部下が受け取っていなければ意味がありません。
そして、上司の指導を部下が受け取れない状態にしているのも、上司が部下とのコミュニケーションを怠っていることが原因です。
自分が正しいということを押し付けて、あとは部下のせいにしてしまう上司も、部下を退職へと追い込みます。
以上が、部下を辞めさせる上司の特徴です。
部下が辞めたら上司の評価は下がる?
続いては、上司側の話ですが、部下が辞めてしまったら、上司の評価は下がってしまうのでしょうか?
中には部下の自分が辞めることで、上司の評価どうなるか気になる人もいるかもしれませんね。
結論からいうと、部下がひとり辞めたくらいでは上司の評価は下がりません。
ですが、部下が辞めてしまう事は決してプラスの出来事ではありません。
部下が1人辞めたくらいであれば会社側も想定の範囲内ですが、何人も辞めてしまう状況が続いたら、さすがに上司の評価にも影響するでしょう。
上司の評価が下がる理由としては、
・会社の売り上げに影響する
・新人教育に時間と労力がかかる
といったことが挙げられます。
新規採用コストがかかる
もし、部下が仕事を辞めて人手不足になるようであれば、新たに人員を補充しなくてはなりません。
ですが、簡単に新たな人材が見つかるわけではなく、それなりに時間がかかります。
例えば、
・広告費
・人件費
といった費用がかかってくるため、会社にとってはマイナスになります。
会社の売り上げに影響する
もしも辞めた部下が仕事のキーマンだったら、会社の売り上げに影響する可能性があります。
さらに、優秀な中堅社員だったとしたら、今後の業績にまで関わってくるかもしれません。
会社の今後を担う人材が流出してしまったことへの上司の責任は重いでしょう。
新人教育に時間と労力がかかる
部下が辞めた後に、仮にすぐに新たな人材を雇うことができたとしても、即戦力にはなりません。
仕事の進め方や業界の情報などしっかりと教育する必要があります。
教育をする社員にも負担になりますし、仕事が滞ることも考えられます。
これまでのように仕事が回るまでは、上司が責任を持ってフォローする必要があるでしょう。
以上が、部下が辞めることで上司の評価が下がる理由です。
連鎖退職のリスクは少ない
部下が辞めてしまうことで、他の社員も辞めてしまう連鎖退職のリスクを心配する人もいますが、実際は連鎖退職のリスクは少ないです。
以下のアンケート結果をご覧ください。
【周囲の人が転職をしたことに影響されて、今回の転職を決意されましたか?】
出典:調査のチカラ
アンケート結果によると、周囲の人に影響されて転職を決意した人はほとんどいません。
つまり、転職は人生の中でも大きな決断なので、自分自身と向き合って決意する人が多いということです。
よって、連鎖退職のリスクはあまり心配しなくてもいいでしょう。
逆に、部下が何人も辞めてしまうよな状態が起きたら、上司に大きな問題があると考えた方がいいです。
部下が辞める前に上司がすべき対応
部下が辞めるということが分かったら、上司にはすべきことがあります。
上司は部下を放置するのではなく
・業務の引き継ぎを行う
といったことをやらなければいけません。
部下の本当の転職・退職理由を探る
部下は転職・退職理由を建前で話していることがほとんどなので、本当の転職・退職理由を探りましょう。
ここで、本記事の初めに示したアンケート結果をもう一度振り返っていきましょう。
アンケート結果によると、転職理由と本当の転職理由のトップ3は以下のようになっています。
転職理由 | 本当の転職理由 |
---|---|
仕事の領域を広げたい | 報酬をあげたい |
専門スキルや知識を発揮したい | 職場の人間関係が合わない |
会社の将来に不安を感じる | 上司と合わない |
つまり、ほとんどの人が建前上の転職理由を会社に伝えていることになります。
本当は上司の責任なのに、部下の建前上の転職・退職理由を鵜呑みにしていたら、また仕事を辞める部下が現れるかもしれません。
同じ過ちを繰り返さないためにも、部下の本当の転職・退職理由を探るようにしましょう。
業務の引き継ぎを行う
それまで部下がしていた仕事を把握して引き継ぐのも上司の仕事です。
ほとんどの場合は、他の社員が仕事を引き継ぐと思います。
部下が、どんな仕事をしているかを再確認して、いつまでに何を引き継がないといけないのかを把握し、指示を出しましょう。
退職する部下は会社の業務に身が入らなくなっているかもしれないので、関係なくなるからといって放置はしないように注意してください。
また、無理に引き留めてもその後が気まずくなるだけなので、部下の気持ちを尊重するようにしましょう
上司が理由で仕事を辞めても良い
ここまで、部下が辞めることの責任や原因は上司にあることを解説してきました。
上司が原因で部下が辞めてしまう事は普通のことなので、辞めるときに気にする必要はありません。
ですが、転職活動で「上司が理由で転職を決意しました」と正直に言ってしまっては、相手企業からの印象もよくないです。
転職するときは、「キャリアアップのため」のような前向きな理由にした方がいいでしょう。
ですが、中には
転職できるほどのスキルなんてない
という方もいると思います。
その場合は、「副業」を始めてみるといいと思います。
今は、クラウドソーシングなど副業に役立つサービスもあったりします。
その中でも最もおすすめな副業が「ブログ運営」いわゆるWEBビジネスです。
「ブログ」と聞いても、お金を稼ぐイメージは全くないかもしれませんが、広告収入を得ることができます。
この広告にはGoogleや楽天も出資しており、世界的な企業も認めている確立されたビジネスなんですね。
さらに、ブログは知識・スキルがゼロでも始めることができ、初心者でも取り組むことができます。
まずは、副業でスキルを身につけてから、次の自分の行動を決めるといいですね。
具体的なブログの始め方や基礎知識については以下の記事で解説しています。
ぜひこれからのキャリアの参考にしてください!