対策や撃退方法はないの?
こんな悩みを解決します。
結論:パワハラ上司には「自分に自信がない」という心理が働いています。そんな上司はコントロールしたり、避けたりするといいです。
こんにちは、はやとです。
パワーハラスメント、いわゆるパワハラは社会問題としても取り上げられるほど重要な問題ですよね。
僕は過去に会社員として研究開発の仕事をしていましたが、「結果が出ていないから怒られる」といったパワハラまがいのことが普通に起きていました。
ですが、よくよく考えてみるとパワハラする上司、あるいは威圧的な上司は気が弱く小さい人間であることが多いことに気がつきました。
そして、パワハラのターゲットになりやすい人にも特徴があります。
今回は、パワハラをする上司の心理と特徴、そして対策・撃退法について解説していきます。
①パワハラをする上司の心理
②パワハラをする上司の特徴
②パワハラの被害者になりやすい人の特徴
③パワハラ上司の対策・撃退方法
パワハラをする上司の心理とは?
冒頭でもお話ししたように、パワハラをする上司の心理は「自分に自信がない」ということです。
そのため、パワハラ上司は気が弱く小さい人間であることが多く、自分が傷つくことを極端に嫌がって「怒鳴る、仲間外れにする」といった行動をしてしまうのです。
また、自分に自信が持てないので、自分のことを責めたり、深く思い悩みやすい性格であることも多いです。
例えば、部下を叱った後に
「あ〜、なんであんなこと言ったんだろう・・・」
と反省することもあります。
さっきまで怒鳴っていた上司が、急に優しくなったりするのはこのためです。
ですが、上司が「次は気をつけよう」と思っても、結局それがストレスになってしまい、またスイッチが入るとパワハラをしてしまいます。
このように、まずパワハラ上司は、自分に自信が持てず、気が弱くて小さい人間が多いということを覚えておくといいでしょう。
パワハラする上司の特徴
パワハラする上司は気が弱くて小さい人間であることが多いですが、なぜ怒鳴ったり、威圧してくる怖い人間に変化するのでしょうか?
実は、パワハラする上司は、
・承認欲求が強い
・嫉妬深く、劣等感を感じやすい
・自分のポジションを守りたい
・自分を主張したい
といった特徴があります。
ひとつずつパワハラ上司の特徴を解説していきます。
他人より上の立場でありたい
パワハラ上司は他人より上の立場でありたいと思っています。
そのため、他人から意見されたり、指摘されたりすると過剰に反応しやすいです。
特に、部下からの意見を認めてしまうと自分より部下が上になってしまうため、怒鳴ったりしてその場をやり過ごします。
承認欲求が強い
パワハラをする上司は承認欲求が強いです。
これも気が弱いことが原因で、人から認められることで安心感を得たいという心理が働いています。
そのため、怒鳴ったり、威圧的な態度を取ってでも自分に従わせようとします。
どんな形でも部下が自分に従えば、自分は認められていると判断しているんですね。
嫉妬深く、劣等感を感じやすい
パワハラ上司は、その気の弱さゆえに、自分と他人を比較するクセがあります。
そして、他人の方が自分よりも上だと、嫉妬したり、劣等感を感じることが多いです。
特に、後輩が自分よりも先に昇進したりすると、必要以上にダメージを受けて思い悩んだりします。
そのため、部下の意見に過敏に反応し、パワハラをしてしまうのです。
自分のポジションを守りたい
パワハラをする上司は、自分のポジションを守りたいと思っています。
これは、今のポジションが自分に価値を与えてくれるものと考えているからです。
自分の価値を守ることで安心感を得ようとしているんですね。
そのため、部下が自分のポジションを脅かすような行動や発言をすると、パワハラをして自分が優位に立とうとしてきます。
自分を主張したい
パワハラをする上司は気が弱く小さい人間である一方で、自分自身を主張したいという願望も持っています。
この理由は自己主張をすることで、「周りに認められたい」、または「認めてもらう必要がある」と考えているためです。
自己主張が認められれば、承認欲求が満たされ、安心感を得られるんですね。
ですが、自分を主張できなかったり、主張しても認めてもらえないこともあるので、うまくいかないと機嫌が悪くなってパワハラをしてしまいます。
以上が、パワハラをする上司の特徴です。
パワハラはなぜ起きる?原因は部下だった?
ここまで、パワハラ上司の心理や特徴について解説してきました。
ただ、パワハラをする上司は全ての部下にパワハラをするわけではなく、特定の人のみがパワハラの被害者になります。
実は、パワハラのターゲットになりやすい人には特徴があります。
それは、「素っ気なく愛想がない人」です。
素っ気ない人というのは、上司からしてみるとよく分からない存在であるため、警戒心を抱きます。
この警戒心が強くなっていくと、上司は部下に対し攻撃的な感情になり、パワハラへと発展していくのです。
さらに、部下が有能でも無能でもパワハラのターゲットになる可能性があります。
どんなに有能な部下であっても、上司が素っ気ない人だと判断すれば、警戒心を抱き、パワハラのターゲットとしてロックオンします。
逆に、無能な部下であっても上司に対して愛想が良ければ、パワハラのターゲットになりにくいです。
パワハラを受けていると感じる場合は自分と上司の関係を振り返ってみてください。
自分の素っ気ない態度が、パワハラされる原因だったのかもしれません。
パワハラ上司の対策・撃退方法
続いて、上司からパワハラのターゲットになってしまったらどうしたらいいのか、対策方法について解説していきます。
上司からパワハラを受けたら納得がいかないですし、なんとかして上司に仕返ししてやりたいと思うこともありますよね。
ですが、残念ながらパワハラ上司を撃退する方法はありません。
なぜなら、上司は部下を評価する存在であり、給料や昇給・昇進は上司が決定しているからです。
つまり、上司は部下の価値を決める権限を持っているということになります。
当然ですが、自分の価値を決める相手を撃退しようとしたら、後から報復されてしまいます。
そのため、部下がパワハラ上司を撃退することはほぼ不可能です。
よって、パワハラ上司は撃退するのではなく、避けたり、コントロールするのがいいでしょう。
具体的には
②上の上司と仲良くする
③相談窓口に連絡する
④転職する
⑤起業する
といった方法があります。ひとつずつ解説していきます。
①愛想をよくする
上司からパワハラされやすい人の特徴は「素っ気なく愛想がない人」です。
なので、上司に愛想をよくすれば、パワハラのターゲットから外される可能性があります。
もちろん、心を開いて打ち解けるのがベストかもしれませんが、表面的にでも愛想よくすれば、効果が期待できます。
会社という組織の中で生きるためには、「愛想を振りまく」といったコミュニケーションも必要になってきます。
②上の上司と仲良くする
パワハラ上司よりも立場が上の上司と仲良くすることもパワハラ被害の抑止力になります。
パワハラ上司は、自分のポジションをとても大切に思っているため、自分よりも上の上司からの評価をとても気にします。
もし、部下が上の上司と仲が良かったら、パワハラ上司としては部下を攻撃しにくいでしょう。
③相談窓口に連絡する
最近は、会社内にパワハラをはじめとした社内の問題を相談するヘルプラインが設置されていることが多くなっています。
上司のパワハラが酷くて耐えられない時には、ヘルプラインのような相談窓口を利用しても良いでしょう。
ただ、相談したとしてもすぐに対策をしてくれるとは限りませんし、相談したことが上司の耳に入り、さらにパワハラが加速したという例もあります。
相談窓口でどんな対応をしてくれるのかを事前にしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
④転職する
転職はパワハラ上司にはかなり効果的なカードになります。
転職することで、上司との関係を断てるというメリットもありますが、パワハラ上司は部下が転職することで自分の評価が下がってしまうことを恐れています。
よって、転職というカードを持っているということを分からせるだけでも、パワハラの抑止力になる可能性があります。
ただ、直接的に転職をチラつかせたりすると、上司との人間関係がより悪化してしまうので、噂が流れる程度に留めた方がいいでしょう。
⑤起業する
パワハラを回避するために愛想を振りまいたりしたくない人は「起業する」しかないです。
なぜなら、愛想が悪ければ転職したとしても転職先でパワハラのターゲットになる可能性があるからです。
会社という組織の中で生き抜いていくためには、表面的でも愛想をよくする必要があります。
「自分を取り繕いながら会社員生活なんて送りたくない!」という方は起業してしまった方がいいでしょう。
ただ、「起業する」といきなり言われても、現実味がないですし、難しいと思われるかもしれません。
しかし、今はインターネットが世界中に普及したことで、WEBビジネスが急速に発達し、パソコン1台あれば誰でも起業できる時代となりました。
僕も会社員時代にはWEBビジネスなんて考えたこともありませんでしたが、副業として開始し、今では起業してストレスフリーに仕事をすることができています。
そのくらい「起業」は身近な言葉となっているんですね。
まとめ
ここまで、パワハラする上司の心理と特徴、パワハラされた時の対策方法について解説してきました。
まず、パワハラ上司の心理は「自分に自信がない」ということです。
それゆえに、自分に対し、素っ気なく愛想がない部下には警戒心を抱きやすく、パワハラのターゲットにしてしまいます。
パワハラのターゲットになることを回避したり、会社という組織の中で生きていくには、表面的でも愛想よく立ち振る舞うことが必要になるでしょう。
ですが、中には「愛想を振りまきながら会社員生活を送りたくない」という人もいると思います。
そういった人は「起業」を考えた方がいいでしょう。
パワハラは社会問題となるほど大きな問題ですので、自分自身を守るためにも早めに対策をおすすめします。